学生対象の研究助成 特別研究テーマの募集

趣旨

自らの将来の研究活動に役立てたり提言したりするため、海外を実際に巡り、日本を含む各国に潜在する諸課題を把握・分析し、これを解決するための工学の将来課題を発掘する研究活動に助成します。

日本国内の大学の工学(土木・建築・i-construction)系学部・専攻に所属する学部学生及び大学院生、並びに工業高等専門学校4年次以上及び専攻科の学生による2人以上のグループで応募してください。グループは、日本国籍を有する者が半数以上含まれることとします。
また、グループ全員、海外では同じ旅程で研究活動をすることとします。

選考

応募については、当財団理事会の決定を受けた審査担当理事が審査し、例年3月に開催される選考会において予算を勘案しながら候補者を選考し、これを受けて理事会が助成対象者(グループ)を決定しています。

助成が決定したグループ(代表者ら)に対して、例年5月下旬~6月上旬に対面でのヒヤリング会を実施します。なお、その結果次第では助成を取り消すこともあります。

募集要項及び応募申請

令和7年度(2025年度)の特別研究テーマ課題の募集期間は、令和6年8月19日(月)~ 令和7年1月15日(水)12:00です。奮ってのご応募お待ちしています。 公募ポスター(PDFリンク)
【受付終了】令和7年度(2025年度) 特別研究テーマ課題の募集は、令和7年1月15日 (水)12:00で締め切りました。沢山のご応募、ありがとうございました。

令和7年度(2025年度)前田記念工学振興財団 研究助成 特別研究テーマ募集要項は右の貼付ファイルをご確認ください。

特別研究テーマの申請用紙(Word版)は、右の貼付ファイルリンクからダウンロードしてご利用ください。

電子申請システム(Graain)による提出方法は、右の貼付ファイルリンクよりマニュアル(PDF-2MB)を参照ください。(提出前に操作マニュアルの13ページをご確認ください)

特別研究テーマ助成者一覧

令和7年度

助成グループ一覧

分野 所属

代表者
(人数)

研究課題 渡航国・都市 助成額
(万円)
共通 埼玉大学 土井さん
(2名)
米国でのインフラ維持管理技術の実務知見の習得と応用可能性の研究 アメリカ合衆国:ヴァージニア州 100
京都大学 浅見さん
(2名)
遠心力載荷装置に基づく水平2方向地震動を入力とした砂地盤に関する実験 アメリカ合衆国:ニューヨーク州トロイ市 100
早稲田大学 金森さん
(14名)
日本・フィリピン両国における子どもへお防災教育の相違点と共通点の模索を通した新時代の教育のあり方に関する一考察、防災絵本の作成を目標とした視察と活動 フィリピン:マニラ、タクロバン 100
佐賀大学 安藤さん
(3名)
地中熱利用における欧州と日本の法体系比較と課題解決に向けた社会発信 スウェーデン:ストックホルム、ドイツ:ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク、スイス:チューリッヒ 100
長岡技術科学大学 安達さん
(4名)
過去の地震被害からみる台湾の地震復興力の分析 台湾:台北市、台中市、台南市、嘉義市、花蓮市 100
呉工業高等専門学校 山本さん
(2名)
地域交通のリ・デザインと新技術活用の融合~アメリカの事例に学ぶ地域モビリティの未来の探求~ アメリカ合衆国:ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、オーランド、シカゴ、エイムズ、カンザスシティ、フェニックス 100
熊本大学 小倉さん
(3名)
高強度土壁の持続可能性と構造性能に関する総合的研究-現代建築への応用 ~イラン・中国・ドイツでの調査を通じて~ 中国:上海、浙江省杭州市、イラン:マシュハド、ドイツ:シュトゥットガルト、ヴァッヘンドルフ 100
熊本大学 別府さん
(2名)
九州・沖縄地方とアジア諸国間の木材流通の低炭素化に関する研究 中国:江蘇省・山東省、台湾:台北、韓国:釜山、マレーシア:クアラルンプール 100
広島大学 升田さん
(3名)
遺構修復における生物機能を活用した地盤改良技術発展のための知見獲得 カンボジア:シエムリアプ市,プ レアヴィヒア州 インドネシア:ジョグジャカルタ市 100
滋賀県立大学 石飛さん
(2名)
スマートシティの光環境評価と改善策:日本の市街地への応用を目指した国際調査 スペイン:ビルバオ、バルセロナ オランダ:アムステルダム デンマーク:コペンハーゲン チェコ:プラハ UAE:アブダビ 100
京都大学 根城さん
(2名)
循環型社会における、解体後再利用可能な建築手法の調査 スイス:チューリッヒ、フランス:パリ、ベルギー:ブリュッセル、デンマーク:コペンハーゲン 100
北海道大学 吉原さん
(2名)
三次元積層されたコンクリートの内部構造を評価する構造解析モデルおよび非破壊検査手法の構築 オランダ:デルフト、アイントホーフェン、イタリア:ボローニャ、トリノ 100
東京科学大学 鈴木さん
(3名)
イギリス,イタリア,ベルギーにおける鉄道貨物ヤードの保存における価値判断プロセスに関する研究 イギリス:ロンドン イタリア:ボローニャ ベルギー:ブリュッセル 100
明治大学 山田さん
(2名)
デンマークにおける建築・都市学の専門家が設立に関与したエコビレッジの実態調査 デンマーク:コペンハーゲン、ロスキレ、ホルベック、オーフス、オルボー 100
東北大学 奥羽さん
(2名)
水辺空間に着目したトンレ・サップ流域における「マイナー・サブシステンス」の形成要因に関する研究 カンボジア:プノンペン、コンポンチュナン、シェムリアップ 100
東京理科大学 石さん
(4名)
カンタベリー地震の実地理解と液状化研究への応用 ニュージーランド:クライストチャーチ 100
京都大学 西井さん
(3名)
アフリカ・サブサハラ諸国を実際に巡って工学の将来課題を発掘する研究活動 南アフリカ:ケープタウン,アンゴラ:ナミベ,モザンビーク:マプート 100
東北大学 國生さん
(4名)
欧州における非破壊検査技術の研究に関する実地調査 ドイツ:アーヘン、スイス:シュヴェルツェンバッハ 100
静岡理工科大学 伊藤さん
(2名)
食育の観点から見た今後のと畜場の在り方に関する研究 デンマーク:ホーセンス、オランダ:ボクステル、エイセルスタイン、ヘルモント、エチオピア:アディスアベバ

100

中央大学 坂部さん
(5名)
標高データを用いたスペイン東部における教会の水害避難可能性評価 スペイン:バレンシア 100

計20件 助成額計 2,000万円

令和6年度

助成グループ一覧

分野 所属

代表者
(人数)

研究課題 渡航国・都市 助成額
(万円)
共通 早稲田大学 矢吹さん
(13名)
自然災害による社会環境の崩壊と再生がなされる今日における日本・フィリピン両国における子供への防災教育の相違点と共通点の模索を通した新時代の教育のあり方に関する一考察 フィリピン・マニラ,タクロバン 100
東京大学 倉田さん
(2名)

近代シカゴのセツルメント運動で活躍した建築家とその意義に関する研究 ——ハルハウスとポンド兄弟を中心として

アメリカ合衆国・シカゴ 100
広島大学 松見さん
(2名)
タイとベトナムにおける河川堤防の性能評価手法開発のための知見獲得 タイ・バンコク都、ベトナム・ホーチミン市” 100
東京大学 真下さん
(3名)
イギリスの多様な地盤によって引き起こされる地盤災害や地下インフラの老朽化対策の視察および日本への適用の検討 イギリス・ロンドン、ノースヨークシャー州 100
千葉大学

中山さん
(4名)

脱炭素社会に向けた次世代建築の耐火性能に係る欧州視察

ポルトガル・コインブラ、リスボン、
フランス・パリ、ドイツ・ベルリン、ドレスデン、チェコ・プラハ

100
東京大学 杉山さん
(2名)
スリランカの道路網が地域経済に与える影響の評価-公共事業の実施に着目して- スリランカ・コロンボ、プッタラム、アヌラダプラ等 100
東京大学 仮屋さん
(3名)
スイスにおける氷河湖を形成するモレーンの安定性評価 スイス・スイス連邦工科大学ローザンヌ校、アルプス地方氷河
フランス・パリ
100
北海道大学 佐藤さん
(2名)
軟弱泥炭地盤上で発達したオランダ王国における土構造物及び土質評価技術の現地視察 オランダ・アムステルダム、ロッテルダム、デルフト 100
東京工業大学 新倉さん
(4名)
「座る」 の在り方 にみる インドネシアの 居住文化 インドネシア・バンドン、ジョグジャカルタ、バリ島、フローレス島 100
埼玉大学 吉永さん
(2名)
オーストラリアにおけるジオポリマーの利用状況に関する調査 オーストラリア・シドニー、ブリズベン、トゥーンバ 100
東北大学 田崎さん
(3名)
日本国内での発展に向けた欧州での建設用コンクリート3Dプリンタの実状把握

ベルギー・ヘント、
ドイツ・ドレスデン、
オランダ・デルフト、
イギリス・ラフラバー

100

中央大学 國谷さん
(4名)
高解像度DEMを用いたワイマカリリ川の堤防データの自動抽出と氾濫計算への活用 ニュージーランド:クライストチャーチ

100

京都大学 寺西さん
(2名)
サーキュラーエコノミーにおける建築設計・街づくりの事例視察 及び現地住民に与える効果測定 オランダ・アムステルダム、
スウェーデン・ストックホルム、
フィンランド・ヘルシンキ、
ドイツ・ミュンヘン

100

東北大学 成田さん
(2名)
津波災害の災害伝承・避難誘導におけるVR(仮想現実)の活用 アメリカ・ハワイ州 100

計14件 助成額計 1,400万円

 

令和5年度

助成グループ一覧

分野 所属

代表者
(人数)

研究課題 渡航国・都市 助成額
(万円)
共通 近畿大学 田中さん
(2名)
テリトーリオの視点から描く地域構造の枠組みに関する研究-イタリアを対象として イタリア・
ボローニャ、パルマ、バーリ、ガッポリーニ、トラーパニ、ヴェネツィアほか
120
近畿大学 西さん
(4名)
ポルティコ都市における形成史に関する比較研究 イタリア・
トレヴィーゾ、パドヴァ、メストレほか
120
九州大学 北島さん
(2名)
ジンバブエの周辺環境に適応したオフグリッド建築に関する調査研究 ジンバブエ・
ハラレ, チマニマニ, マシンゴ , ブラワヨ
120
東京大学 橋本さん
(4名)
カナダにおける地盤災害とその対策の視察、および人口が減少する日本への適用可能性の検討 カナダ・
ブリティッシュコロンビア州Vancouver
ノースウェスト準州 YellowKnifeおよびHay River
120
東北大学 奥羽さん
(3名)
地勢に順応した土地利用及び市街地・集落構造に関する研究-メコン川中流域の生活知に学ぶ日本の水害常襲地域における復興手法の在り方- カンボジア・
コンポンチュナン
118
京都大学 野村さん
(2名)
建築設計分野における応用機械デザインを用いた実例の視察 スイス・チューリッヒ,
ドイツ・シュトゥットガルト/フランクフルト,
オランダ・アムステルダム/ロッテルダム
120
呉工業高等専門学校 濱松さん
(2名)
都市型スポーツスタジアムとモビリティの連携による都心活性化方策の探索研究 ドイツ・ドルトムント
スウェーデン・ストックホルム
フィンランド・ヘルシンキ
オーストリア・ウィーン
120
中央大学 中村さん
(4名)
タイ国チャオプラヤー川流域を対象とした気候変動が洪水リスクに与える影響評価 タイ・
バンコク都,ウタイターニー県,チャイナート県,シンブリー県,アーントーン県,アユタヤ県
120
埼玉大学 鈴木さん
(4名)
インドネシアにおけるコンクリート用混和材の利用状況に関する調査 インドネシア共和国・
ジャカルタ、スワヤバ、スマラン、パダン
120
静岡理工科大学 鈴木さん
(3名)
既存の都市骨格を活かした地方都市の拠点形成と巷を生む外部空間の空間構成 デンマーク・
コペンハーゲン
105
千葉大学 鈴木さん
(2名)
世界の木質構造における接合部に関する調査 アメリカ合衆国・
ノース・カロライナ州 アシュビル

100

東京大学 今井さん
(3名)
ニュージーランドの地盤に関する自然災害と都市,および日本との比較 ニュージーランド・
クライストチャーチ
115

計12件 助成額計 1,398万円

助成者一覧(個人:財団設立30周年記念事業)

分野 所属

氏名

研究課題 渡航国・滞在研究機関 助成額
(万円)
土木 群馬大学 高橋さん ジオポリマーの力学性能と耐火性の評価 オーストラリア・Deakin 大学工学部土木環境工学科 120
東京工業大学 坂本さん 空隙形成メカニズムに着目したジオポリマーの収縮低減法の開発 アメリカ合衆国・アリゾナ大学 120
京都大学 堀澤さん 金属3Dプリント技術のステンレス鋼構造物への適用に関する研究 イギリス・Steel Structures Research Group, Imperial College London 120
建築 東京工業大学 岡本さん 現代ワークプレイスにおける人と植物の共存 デンマーク・デンマーク王立芸術院、他 105
東京工業大学 近藤さん 急速な都市化が進行するインドネシアにおいて、ライフスタイルの側面から豊かな生活を構想する インドネシア・PUPR 、スラバヤ工科大学(ITS) 115
東京工業大学 小倉さん メディアを通じた篠原一男の海外評価に関する研究 スイス連邦・スイス連邦工科大学チューリッヒ校 103
東京大学 高原さん 宗教空間の成立・消滅・継承にみるシンガポール都市200年史:多文化共生を実現する都市を目指して シンガポール・シンガポール国立大学 120
神戸大学 前田さん メルボルン市におけるShared Zoneの空間特性と実態に関する研究 オーストラリア連邦・モナシュ大学 120
IC 東京工業大学 木村さん バイオミメティクスを応用した空間の施工におけるデジタルファブリケーションの活用  ドイツ・シュトゥットガルト大学 120
筑波大学 中溝さん 既存橋梁の性能評価に向けた橋梁点群からのFEモデリング フィンランド・Aalto大学土木工学学科 120

計10件 助成額計 1,163万円

合計22件 助成総計 2,561万円

ページの先頭へ戻る